地域メディア

住居地選択の意思決定に重要な要素は?地域メディアは「アシスト」する役割

もともと大学では農村の活性化を研究していた身なので、地域活性はとても興味がある分野。

地域メディアの運用を通じ、観光協会の人や商店街の代表の方たちと話しする機会があり、地域メディアはどうあるべきかを模索しています。

▼観光協会の人や商店街の代表の方たちと話したことについて記事にしています。

サロン「私立亀戸高等学校」主催の亀戸を語る会に参加してきました。地域メディアが目指す方向とは?

当面は地域の「人」に焦点をあてた記事を増やそうと考えています。

で、「人」に焦点をあて、地域の魅力を引き出す際、考えるべきは次の2点。

  1. どういう情報を、どういう切り口で発信することが地域にとって良いのか。
  2. 地域にとって良いというのは、観光客が増えること?居住地としてその地域を選ぶ人が増えること?

これらを念頭に置いて地域メディアを運用することで、メディアの価値が格段にあがるのではないか、と考えています。

居住地としてその地域を選ぶ人が増える、住居地選択の意思決定についてよく分かっていないので調べました。

重要なのはイメージ


住居地選択の意思決定に重要な要素について、参考にしたのは南山大学 石川良文、八千代エンジニアリング 加藤秀弥の論文。
居住地選択における決定要因の実証分析―愛知県尾張東部を事例として―

居住地選択の際、様々な観点での候補地の評価が行われたとしても、それは候補地に関する情報の不確実性が居住地選択に影響すると考えられる。
特に人口減少社会の到来によりマスメディア等で市町村別の住みよさランキングなどが示されるなど、ランキングの高い市町村ではそれがポジティブ情報となり、ランキングの低い市町村ではネガティブ情報となる。
さらに、そもそも当該地域の居住者であっても地域の確かな情報を得ず地域イメージを形成していることが考えられる。

「おしゃれな店がある」、「治安が良く安全」、「医療施設が多い」の3つの情報が瀬戸市を候補地としたことに影響したと考えられる。

地域情報の提供により自地域内での転居意向が増加することが分析された。
自らが居住する地域であっても確かな情報を得ているわけではなく、イメージで他市と比較し居住候補先を選定していると考えられる。
特にケーススタディとした瀬戸市では、他市と比較して医療施設が多いことやおしゃれな店があるという情報は、瀬戸市居住を促進するうえで重要な情報であることが考察できる。

東京23区内とは状況も違うし、調査対象者の年齢・世帯人数を加味した調査の深掘りが必要だし、有効回答人数が妥当なのかと気になるところはありますが…

要は地域のイメージが住居地選択の意思決定の要素になるということ。
(快適に過ごせそうな街、というイメージが重要そう)

良いイメージは決定打になるのか?


僕が20代で東京で住むときには医療施設よりも家賃と通勤時間、通勤経路の混雑具合を重要視していました。

いくら自分が望む、快適に過ごせそうな街であっても、通勤に何時間もかける場合や家賃が高額になる場合だとその地に住む!とはならないと思います。

また、例えば「グルメの街」というポジティブなイメージを思い浮かぶようになっても、そのイメージによって観光客は増えると思うが、実際にその地域に住みたいと思う人はそう多くないと思います。

イメージ戦略も、観光客を増やしたいのか、居住者を増やしたいのかによって変わってくる。

地域メディアが発信する地域のイメージもこのことを念頭に入れておくべき。

地域メディアは「アシスト」する役割


地域メディアを通じて、地域の素敵なコト・ヒトについて発信することができます。

ですが、家賃や交通事情についてまでは手出しができません。

しかし、家賃や交通事情がネガティブであっても、それでもその地域に住む!と意思決定できるほど魅力的な情報を発信できると嬉しいし、メディアは人生をアシストする役割を目指すべきだと思います。

いやー地域メディアの運用は勉強になる!

あれこれ試してみた結果を共有していきますので、今後もお楽しみに!

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